かんそうのほんだな

いぬやしき 2巻 奥浩哉 あっぐっ

いぬやしき 2巻 奥浩哉 あっぐっ

壱郎さんと同じく、超科学を持ちながら責任回避は地球レベルの宇宙人の手によって、全身機械化してしまった獅子神皓くん。

前巻で「GANTZ」をクソマンガと罵るディスマシーンかと思ったらデスマシーンだったというね!

…ね!

いぬやしき 2巻 いぬやしき 2巻

第2巻収録話
第9話 「もう一つの存在」
第10話 「獅子神皓」
第11話 「惨劇」
第12話 「懇願」
第13話 「同じモノ」
第14話 「私が相手だ」
第15話 「空をこえて」
第16話 「守ってやる」
第17話 「それぞれの力」

学校でリンチを受けて以来登校拒否になってる安堂くんを、幼稚園の頃の友達としてなんとか復帰させようとする獅子神くん。

ここまでは良かった! けど… その心意気だけでよかった!

「ぶっちゃけさぁ 友達とか家族以外どうでもいいよね死のうが生きようが」

そんなことぶちゃけてた小学校時代の獅子神くん。

飲み会の席だろうとそんなこと言っちゃった日には「可哀想に、UFOかなんかに頭強くぶつけちゃったのね…」と思われかねないので、思ってても口にださないのが大人のエチケットですが、ぶらぶらのまるだしでいくのが天下無敵の未青年様だなぁ。

そして高校生という、親からすれば取り扱いに細心の注意が必要そうなシーズンに、地球が滅ぶくらいの超兵器になってしまった獅子神君。
なにかを治すことよりかは壊すことの方が得意なこの時期。これは大変危険です。

そして知らないお宅にご訪問した獅子神くんは突然殺人開始。

その家の父母、幼い子供から獅子神君と同世代くらいの女子高校生まで指鉄砲で射殺。
GANTZを人殺しばっかのクソマンガって言ってたのになんてことを…

死のうが生きようがどうでもいいなら、無関係無抵抗な人をわざわざ殺すこともないでしょうに、どうも壱郎さんと対極の、人を殺めることに生きてる実感を感じるダメな子になってしまわれたご様子。

この時、壱郎さんは超聴覚機能で遠くで助けを求める女子高生の叫びを察知してはいたものの、自分に備わっている機能をまだ全然把握しておらず、自家用車で交通ルールを正しく守って走行していたため余裕で間に合わず、女子高生は死亡。

現場にかけつけたときにはすでに罪の無い4人の死体が転がってる惨状。

悲しむが涙はでない壱郎さん。そこにまだ在宅中だった獅子神くんが!

早くも鉢合わせた超兵器同士でしたが、容易く人間を射殺できる指鉄砲が壱郎さんに通じなかったため、びっくりした獅子神くんが背中のロケットで離脱。

超兵器対決による周囲の被害は避けられました。

機械の身体なのに、わざわざ女子高生の死体のアップを録画再生という迷惑な機能で悪夢?から目覚める壱郎さん。

自分も獅子神くんのように冷えた人間になりそうな…そんな予感に危惧します。

しかし、弱きを助け強きを挫く、生前?から備わっていたぷるぷるバイブレーション機能は健在。
会社員をサンドバック代わりにしようとするこわーい兄ちゃんたちを撃退。

自分のポテンシャルもまだよく把握していないうちから生身の人間にパンチとか、壱郎さんもけっこう危ないお人。
あと、あんまり顔だしでそんなことばっかしてると家族に危険が及びかねませんなあ。

獅子神くんの方は、説得の甲斐もあって安堂くんを登校させることに成功。

安堂くんを登校拒否に追いやった、若いエネルギーを贅沢に使っている生徒にアメリカ軍が敵わない性能でお灸をすえることもできました。 けど… そこまででよかった!

たぶん獅子神くんにアメリカ軍が敵わない性能で腕を思いっきりギリギリされたテッちゃんが、「今後一生近寄らないリスト」に獅子神くんを掲載した為と思うんですけど、テッちゃんの仲間が退散時に「放課後屋上に来いよ!!」って捨て台詞言っちゃったばかりに…

獅子神くんと安堂くんが放課後屋上にいってみても誰もおらず、女の子と楽しく下校しているテッちゃんグループを、獅子神くんが屋上から超長距離射撃であまさずヘッドショット。

とうとう安堂くんの目の前で人を殺してしまった獅子神くん。

「アメリカの軍隊が来ても…… オレが守ってやるよ……」

たのもしすぎる! これでターミネーターじゃなければなぁ。

いじめっ子は滅びた。というか死んだ。
ATMからお金は出し放題。
武力はアメリカ軍以上。

そんな男が友達だという。

うっかり瞳をベタで塗りつぶし、ダメな感じで甘美な悪の道を獅子神くんとどこまでも爆進しかねないところですが、

「平気で人殺す奴はっ 無理だって言ってんだよっ!!」

言ったーっ! すごいぞ安藤くん!

相手はテッちゃんグループよりもはるかに強いアメリカ軍を軽く凌駕する獅子神くん相手に、よく吼えた! 感動した!
それだけの勇気があるのになぜ登校拒否を…

「自首しよう」という安堂くんの言葉は却下。
今後獅子神くんの無差別殺人のターゲットに入りかねないですが、安堂くんの絶交は了解。

「学校は…行けよ…」

難解すぎる友情を見せて獅子神くんは安堂くんの前から立ち去ります。

一方、壱郎さんは車に轢かれて死に掛けている猫の蘇生に成功。
感動のあまり総合病院に乗り込み、重病患者を軒並み治療しようとしているところで次回です。

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獅子神くんはド直球で危ない男ですけれども、なんか…壱郎さんも違うベクトルでマズイ感じになっているような…
善行はもっとさりげなく行ったほうが私生活も慌しくならなくていいような気がしますが、はたして?


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