かんそうのほんだな

ヴィンランド・サガ 18巻 幸村誠 バルト海戦役

ヴィンランド・サガ 18巻 幸村誠 バルト海戦役

トルフィンは、少年時代にさっさと強くならないと自分が死んでしまう、死んだら父親の復讐ができないじゃない。という生き方を送ってきました。

結果、ひとりの少女の人生をメチャメチャにしてかつての自分と同じ復讐鬼を作ってしまい、前の巻でその復讐鬼・ヒルドの矢を受け

ざんねん!! トルフィンの ぼうけんは これで おわってしまった!!

…になりかけたところから。

 

ヴィンランド・サガ 13巻 ヴィンランド・サガ 13巻

第13巻収録話
第123話 「借り物の命」
第124話 「ノルウェー出立」
第125話 「バルト海戦役①」
第126話 「バルト海戦役②」
第127話 「バルト海戦役③」
第128話 「バルト海戦役④」
第129話 「バルト海戦役⑤」

 
ヒルドの中にほんの少し残っていた良心が見せた幻影か、はてまたモノホンが霊界からカムバックしたのか、父親と狩りの師匠がトルフィンにトドメを誘うとしていたヒルドを止めたため、トルフィンは三ヶ月くらいベルゲンの地での養生を余儀なくされましたが、とりあえず無事でした。

 
傷も癒えて旅を再開するトルフィン一行。

赤ん坊のカルリはさらに過酷になると予想されるこの先の旅に連れて行けないと、ベルゲンで世話になった家に預ける事になりましたが、やっぱり置いていけないとグズリーズがまたも土壇場でその名の通りグズリだし、けっきょくカルリも同船。

シグルドとの夜も土壇場になって暴れ出して突然刺すし。本当にグズリーズはたまにみかける同意し辛い系ヒロインだなあ。

なおそのシグルドは、トルフィンたちを見失ったあと海賊に襲われ奴隷として売り出されるハメに。酷い。

 
「バルト海戦役~」ではトルケルが戦争不足でフラストレーションの塊に。

クヌート陛下がイングランドをガッチリ平定したせいで小競り合いすら起こらない世の中になってしまったので、夫婦ゲンカに反応してつい乱入したり、熊をベアハッグとシャレたことしてみたりと、最近の「ヴィンランド・サガ」を象徴するかのようにギャグキャラを披露。

そんなトルケルにお客様。
トルフィンの父であるトールズを殺した主犯だったフローキさん。
彼はまた新しい悪い事を考えてる様子。余念がないなぁ。

 
デンマーク王の拠点イェリングの町にて、トルケルの部下たちかもしれない人たちを見かけるトルフィンは、グズリーズの背後に身を隠し、「昔の知り合いに会ってもあんまりいいこと起こらない気がする」とコメント。

「そのころ今の知り合い」とナレーションが入って、イェリングの町で絶讃売り出し中の奴隷シグルド。

そのシグルドとばったり出会ってしまったグズリーズは、さっきトルフィンが昔の知り合いかもしれない連中と顔合わせるのを避けたのに、大声でトルフィンを呼び出し。
「トルフィン」の名に反応したトルケルの部下たちが集まってきてさっそく囲まれてしまいました。本ッッ当にこのヒロインは…どうしてくれんのコレ?

トルケルの部下達が言うことにゃ、折角だからトルケルに挨拶していけやってことらしい。

 
こうなると厄介事が博徒のようにレイズされる星の下に生まれているトルフィン。

別人を装ったりしましたがなかなかトルケルの部下は見逃してくれない。
それどころか、剣で攻撃して避けたらトルフィン。死んだら人違いってことにしようと部下達は強引なドリブル突破を図ります。

トルケルの部下の行動に反応したヒルドが、自分の仇を殺されるわけにはいかないと弩でトルケルの部下を攻撃。

事態がドリフ並に収拾付かなくなってきたので、ヤケクソぎみに自分がトルフィン・カルルセヴニであることを白状し、トルケルに会う約束をするトルフィン。
ちょっと言葉遣いがあの頃のワルフィンになってるのがクスッとなります。

 
デンマーク王宮館にいたトルケルは、久しぶりのトルフィンにさっそく斧で攻撃。必死に避けるトルフィン。

「ホントだ! トルフィンだ よけた よく来たなァ」

こんな大叔父ヤダぁ。

トルフィンもうっかり「殺すぞテメェ!!」とあの頃のワルフィンみたいなテンションです。

ちょうどトルケルの所に来ていたフローキは、トルフィンがトールズの息子と聞いてビックリ。
映し出されるトールズとの思ひ出。

 
とある海戦で団長の撤退命令をトールズに伝えにきたフローキ。

それに対し「団員が退かずに皆死んでいったのに、団長が退くの? 馬鹿なの? 退くの?」と心から蔑んでるように捉えられかねない眼でフローキを見つめるトールズ。

「戦争は政治の一部です! 戦闘の結果は駆け引きの材料に過ぎません」

と、ワリと正論をトールズに言って聞かせるフローキですが、なぁんか嫌な目線を止めないトールズ。そ、そんなぁ…

無茶苦茶強かったトールズにピンポイントでそんな眼で見つめられちゃあ、フローキが受けるストレスもそりゃあもう推して知るべし。といったところでしょうか。

この、度々向けられるトールズの目がホッッント気に入らなかったらしいフローキ。

これまではフローキはとても悪いヤツみたいな雰囲気でしたけど、なんかその、うーん。
単純な善悪で割り切れない時代背景というヤツ?

 
呆けているとトルケルに急かされたので、トルフィンに現在発生しているヨーム騎士団の問題を話すフローキ。

早い話がヨーム騎士団の団長の座が現在空位になっており、ヴァグンという男がその座を狙っていると。

自分の孫・バルドルを団長の座に据えたいフローキは、ヴァグンを叩くためにトルケルに助太刀をお願いしに来てたのでした。

 
しかしここでトルケル。

10歳のバルドルなんかよりもっといい人材が、ものすっげぇ近くにいるのではないかと。

 
2代目団長シルヴァルディの孫にして“ヨームの戦鬼”トールズの子…

戦場経験豊富で、トルケルに勝つほどの実力の持ち主…

あら? これ…… やだウソ!?

トルフィンあなたもしかして…… ヨーム戦士団団長に一番近い男なんじゃ… まァ…

 
などと大叔父が面白い寸劇をしだして、「ヤベェ! 長居しすぎた……」と慌てて席を立つトルフィン。

フローキにはきっぱりと団長の意志がない事を伝え、トルケルにも三行半叩きつけるトルフィンは足早にその場を去ります。

 
しかしやっぱり父譲りの眼が気に入らなかったフローキ。

トルケルのいるイェリングでは不味いので、イェリングからでたところでトルフィンを始末するもよう。

2隻の軍船でトルフィンたちの貨物船を追ってきたため、彼らの狙いは自分だけだと、自分を監視し続けるヒルダといっしょに岬に降りるトルフィン。

これにより軍船はトルフィンを追い、エイナルたちを乗せた貨物船は見逃してもらえたカタチに。

 
自分を頼りにしてくれなかったことに貨物船の上でブーたれるグズリーズは、エイナルに正論言われてケツ蹴り。

可愛い乙女の淡い恋心が描写されていますが、これまでずっとフリーダムに主張と迷惑ばっか生み出してる子なのでいまいち頷き辛い!

 
陸に上がったトルフィンとヒルダはここから追っ手を撒く予定でしたが、追っ手の人たちがトルフィンがまた海に逃げないように無差別に漁村を襲いだしたので、即追っ手の前に出てナックルトーキング。

ちょっと前までは生まれ変わったかのように争いを避けてたトルフィンでしたが、追っ手が罪も無い漁業を営んでる人たちを殺したりしてたことと、多分、イェリングでのストレスもやっぱりあったのかな?といった具合に、ややワルフィンテイストで追っ手を次々に撃退。

 
ヴィンランド・サガ 13巻
ヴィンランド・サガ 13巻
幸村誠(著)
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漁村の子供はトルフィンの活躍にたいへん好意を抱くも、大人はたいへんトルフィンに怯えてトルフィンショック。

そこにフローキの配下に潜み、フローキの動向を探っていたヴァグンの兵達が現れ、傷心中のトルフィンをスカウトしたところで次回です。


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