かんそうのほんだな

ゴールデンカムイ 8巻 野田サトル ネズミのお土産ッ

ゴールデンカムイ 8巻 野田サトル ネズミのお土産ッ

谷垣に懐いてる方のオソマって女の子だったんだ…

そりゃあ谷垣くらいのガタイの大人が貝殻に乗ったら割れて足に刺さるわ。

アシㇼパが雪山で逃げ切れなかったほどのマタギも、海産の知識には疎かったか…

ゴールデンカムイ 8巻 ゴールデンカムイ 8巻

第8巻収録話
第70話 「アムール川から来た男」
第71話 「職人の鑑」
第72話 「江渡貝くん」
第73話 「女の季節」
第74話 「チカパシ」
第75話 「阿仁根っ子」
第76話 「カネ餅」
第77話 「まがいもの」
第78話 「夕張炭鉱」
第79話 「大非常」
第80話 「伝言」

イマイチ目的が掴めていなかった尾形の狙いが明らかになった?かもしれない8巻。

ほんわかギャグに紛れて急にキュッと話を締めてくるから侮れません。

無事土方チームの用心棒として雇われたっぽい尾形。
危ない人ばかりというか、危ない人しかいない土方チームによく馴染んでます。

のっぺらぼうの正体は極東ロシアのパルチザンと見ている土方。

槍? チーズ? と思ったら、実際にいたロシア革命後のロシア内戦における赤軍の別働隊のことらしい。鬼の副長物知りだわぁ
チーズの方はパメルザンでした。ひとりでちょっと照れました。

そのパルチザンののっぺらぼうが、アイヌの金塊をロシアの独立戦争に使うため、7人のアイヌ人を殺した…んじゃないかな?という話。

そして監獄の外にいるのっぺらぼうの仲間もまた、アイヌになりすましたパルチザンの可能性が高い。とここでキロランケの絵が。

やはりキロランケは裏切り者なのか… し、しかしここまで分かりやすすぎる「キロランケ怪しいですよ」演出は、逆にあとあと「キロランケ実は怪しくなかったですよ」展開にも思えて大いに惑わされます。

「いいから さっさと 返せよオッサン」だった前回のエディー・ダンですが、赤毛を倒した事で随分まろやかになりました。

お金はちゃんと取ってましたが、フチの姉の服を返し、赤毛戦で折れてしまった弓の代わりとなる良い弓をアシㇼパに進呈。

また夕張に人の顔の皮をブックカバーにしちゃう変な人がいて、その人の家に「奇妙な刺青の皮もあった」という人づての情報を杉元たちに教えてくれました。

前の巻でフチの姉の服を渡し渋るダンを即杉元しなくて良かったなぁ

杉元一向の次の行き先が夕張に決まりましたが、先に人の顔の皮でブックカバーを作っちゃう変な人・江渡貝に接触したのは鶴見。

江渡貝はこのマンガにおいて毎度お馴染みのぶっ飛んだキャラクターで、人の皮を剥いで色んなコスチュームを作る、表向きは動物の剥製を作ってる人。

初めは鶴見に敵意を示していた江渡貝でしたが、鶴見が江渡貝の作った人の剥製や人皮のコスチュームを大いに評価してくれたこと、鶴見も刺青人皮を中に着込んでいたことが江渡貝のハートをガッチリキャッチ。

上手く江渡貝をてなづけた鶴見は、獣の皮だけでなく人間の皮を素材にしてしまう江渡貝の腕を買い、言葉巧みに刺青人皮の偽物を作らせることに成功。

「この刺青人皮争奪戦に大混乱を巻き起こすのだ」と鶴見さんすっごい楽しそう。

こっからしばらく谷垣にカメラが回ります。

足の療養のためフチたちのコタン滞在中の谷垣。

そのコタンにキロランケよりずっと胡散臭い占い師の女インカㇻマッが現れ、アシㇼパチームに裏切り者がいて、アシㇼパの命がとても危険と占い。

アイヌは占いを信じ、不吉な兆候には神経質。さらに重要視している夢にまでアシㇼパと二度と会えなくなる映像が現れ、フチは寝込んでしまいました。

谷垣は妹を殺した夫の賢吉を探すことに人生を燃やしていた時期があり、日露戦争中にそれが大きな誤りだったことを知ってから、命の使い方に迷っていました。

「探していた俺の役目… 今が恩を返すときだ」

と、男・谷垣、元気を失ったフチを救うべく、アシㇼパを連れて帰る旅に出撃です。

そして鶴見と裏で繋がっていたインカㇻマッは、鶴見から谷垣を利用するようアドバイスを受けており、まんまと動かされた谷垣に笑顔でついていくのでした。

谷垣は戦争帰り+山の地形補正が強力なマタギなので、インカㇻマッも安心でしょう。

 
江渡貝が苦戦しながらも大好きな鶴見の為に完璧な刺青人皮の偽物を6枚完成させた頃、江渡貝宅に護衛でいた鶴見の部下の一人が尾形にスナイプされて死亡。

江渡貝は刺青人皮の偽物を持って急ぎ家を脱出しなければなりません。
そんなご主人の為に、センター分けした飼い猫がネズミのお土産を持って来ましたニャー!

ネズミのお土産は特に使い道がなかったので、熊の剥製に扮して脱出する江渡貝。

尾形の方は、江渡貝の作業場をちょっと見ただけで、江渡貝が鶴見に心酔して偽物の刺青人皮を作ってた事まで鋭く推理。

さらに家に入ったときと剥製の数が少なくなってることで、江渡貝が剥製に紛れて逃げたことにも気づきます。鋭すぎぃ。

江渡貝の後を追おうとする尾形に、鶴見の部下・月島が駆けつけちょっとバトル。

この月島さん、単なる引き立て役のモブと思ったらかなりの強者で、長距離スナイプが得意な尾形とはいえ主要キャラとほぼ互角の展開を繰り広げます。さすが第七師団。

しかも今までイマイチ謎だった尾形の目的が、この月島によって明らかに。

反乱分子である鶴見の第七師団にワザと力をつけさせ、本部でも手に負えない存在になったところでハントし、第七師団長だった父超えを目論んでいるだとか。

 
モブっぽい人だったのにすごい重要な事言って江渡貝を追う月島。

尾形も追おうとしますが、入れ替わりっぽく不死身の杉元と白石が作業場に入ってきました。

杉元に気づかれないように白石に銃を突きつけ、月島を追わせる尾形。
月島がなかなかの剛の者だったので、月島には不死身の杉元をぶつけ、自分は江渡貝を始末しようという冷静で的確な判断力。

 
かくして江渡貝に真っ先に追いついたのは尾形でしたが、ここでも月島が主役ばりの大活躍。
炭鉱のトロッコで江渡貝を救出して坑道から脱出するため、そのまま炭鉱に突入。

そのあとをすぐトロッコで猛追してきた不死身の杉元さんと白石。

尾形と杉元に追われるとか、モブキャラの命などいくらあっても足りない不幸ですが、そこは第七師団。くぐり抜けてきた修羅場がひと味も1904味も違う。

杉元vs月島は結構互角。さりげなく銃を奪い合ってるのが芸細。

 
炭鉱での追走劇は、月島のガッツのおかげで江渡貝逃げ切りで終わりそうでしたが、炭鉱の爆発事故により場は大荒れ。

江渡貝は落石で足を潰され、刺青人皮の入った鞄を月島に渡して死亡。

 
杉元・白石の方は落石に潰されることはなかったものの炭鉱に蔓延したガスに包まれピンチ。

炭鉱火災の消火方法のため坑道が即座に密閉され、あわや酸欠死するところだった杉元たちを救ったのは、防がれた出口を突き破って入ってきた牛山でした。先生ェ…

 
牛山によって命を救われた杉元たちは、尾形の誘いで再び江渡貝の作業場へ。

かくして杉元御一行と土方御一行が一堂に会することに。

部屋から1着の刺青人皮を見つけた土方。

「この忘れ物がどっちなのか… 判別する方法を探さねば」

 
ゴールデンカムイ 8巻
ゴールデンカムイ 8巻
野田サトル(著)
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月島も別のルートから脱出しており、江渡貝から渡された偽物の刺青人皮は無事鶴見の元に。

江渡貝の最後の言葉により、偽物と本物の判別方法を知ってるのは鶴見のみ。

「彼の命と引き換えた贋物の刺青人皮5枚 決して無駄には使うまい」

5枚!? 江渡貝が完成させたのは6枚のはず…

江渡貝は本物を見ながら偽物を作ってなかったのか? 土方が見つけたのはどっち?

といったところで次回です。


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