かんそうのほんだな

ヘルシング(HELLSING) 2巻 平野耕太 ミレニアム

HELLSING 2巻 平野耕太 ミレニアム

後書きによれば平野耕太先生生まれて初めての2巻らしいですよ! 知らなかったそんなの…

「殺し屋」「銃剣(バヨネット)」「首切判事」「天使の塵(エンゼルダスト)」と、無闇にアダ名が多いヴァチカン第13課の切り札・アンデルセン神父と、1巻にして早くも切り札対決してしまった我らがヘルシングの切り札・アーカードですが、再会の日は意外と早かった。

 

HELLSING 2巻 HELLSING 2巻

第2巻収録話
第7話 「DEAD ZONE①」
第8話 「DEAD ZONE②」
第9話 「DEAD ZONE③」
第10話 「DEAD ZONE④」
第11話 「BALANCE OF POWER①」
第12話 「BALANCE OF POWER②」
特別収録 「CROSS FIRE②」

 
前の巻最後でインテグラが言ってた「重大な事」とは、これまで頻発していた吸血鬼による事件は誰かが後ろで糸を引いていたというもの。

吸血鬼の体内に発信器のようなものが複数埋め込まれていたのが何よりの証拠。

またアーカードとアンデルセン神父が衝突してしまったベイドリック事件では、アンデルセン神父が吸血鬼をすでに倒していたにもかかわらず、グールが跋扈していた。

あと処女も童貞も等しくグールになってるとか。なんてこったい。

やはりこれまでとは何かが違う、新学期のような新しい予感。
ロンドン郊外のヘルシング本部で行われた円卓会議はおおいにざわめきます。

 
そこに2体の吸血鬼、バレンタイン兄弟のルークとヤンが、武装したグールをいっぱい引き連れて強襲。本部は大惨事に。
ヤンとマーはさすがに無理だったか…

弟のヤンはインテグラのいる会議室を目指し、グールの武装集団を率いて上の階へ。
兄のルークはアーカード狙いで地下へと歩を進めていきます。

何がそんなに気に入らないのか、やたらインテグラを通信で挑発するヤン。
「小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタふるえて命ごいする心の準備はOK?」
あ、ボク知ってるこの台詞。ここで聞けるんだー

 
インテグラの兵達はバレンタイン兄弟とグールの部隊に早々に全滅。

輸血パックだろうと血を飲めない半端な吸血鬼でいるセラスは、インテグラ他、大英帝国圏を裏から支配する計12人のお偉いさんを、ヤンと大量のグールの武装集団から守らなくてはならないという、いきなり重大任務に。

しかし今回は、ヘルシング家執事で元国教騎士団ゴミ処理がかりのウォルターさんが参戦。
トランプで戦う姿が似合いそうな老紳士ですが、武器は手袋の指からでてる鋼線。むう、あれぞ世にきく戮家奥義千条鏤紐…違います。少年画報社だし。

セラスもヘビーメタルが使いそうな長さの「30mm対化物用『砲』ハルコネン」をぶっつけ本番ながら巧みに操り、登場時威勢が良かったヤンを引っ捕らえる事に成功しました。

 
やはりヤンも発信器が埋め込まれている吸血鬼で、インテグラが情報を聞きだそうとする前に発信器からの火?で生きたまま火葬。

しかし燃え尽きる前に「ミレニ…アム」とメッセージを残してくれるあたり意外とイイ人。

 
アーカードに単身挑んだガッツマン・ルークは、アーカードに心臓撃たれても平気だし、銃弾を避けたりして、ひとつウエノ吸血鬼であることをアピール。

が、ルークを一定評価したアーカードは拘束していた自分の能力を3号まで開放。

身体が黒い化物の巣みたくなったアーカードにまったく歯が立たなかったルークは、レベルの差を存分に見せつけられたあと、アーカードの身体から放たれた猛獣の化物に食われて死亡。

 
ほぼ全滅となったインテグラの構成員は金さえ払えば裏切らないプロの傭兵で補充するとして、ヤンがツンデレ死した時の言葉「ミレニアム」についてなかなか調査が進まない。

そんな中インテグラ宛てに、あのヴァチカン特務局第13課イスカリオテ機関から手紙がきてロンドン王立軍事博物館へ。

 
現れた第13課の長エンリコ・マクスウェル。
前巻で同じく第13課のアンデルセン神父に殺されかけたこともあって、インテグラは当然警戒心バリバリ。

マクスウェルは最初こそ丁寧口調だったものの、「グダグダぬかさず話を聞け 異端教徒のメス豚共」と本性を丸出しにしてきたものだから、インテグラの従者であるアーカードが現れ、挨拶もそこそこにマクスウェルを銃殺しようとします。

対してマクスウェル側も何もボディガードを用意してなかったわけでは無く、こんなこともあろうかと奥からアンデルセン神父が再び登場。

これで拮抗状態を作るつもりだったマクスウェルでしたが、アーカードを見た瞬間アンデルセン神父が言う事聞かない。アーカードも俄然ヤル気。

これはいかーん!と、さっきまで落ち着きまくっていたマクスウェルも一転大慌て。

しかしセラスがガイドさんになって北春日部老人会の人たちを連れて間に入ってきたので、戦闘中止。
アーカードとアンデルセン神父は興が削がれて退場していきます。

 
落ち着いたところでマクスウェルからミレニアムの情報を聞くインテグラ。

ミレニアムとは、ナチス残党によって結成された組織で、今も着々と力をつけていってるとのこと。

なんで第13課がそのことを?

「手助けしたのさ 我々(ヴァチカン)が強力にね」

といったところで3巻に続きます。

 
HELLSING 2巻
HELLSING 2巻
平野耕太(著)
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2巻もめでたく世に出たので、「CROSS FIRE」も2話目が特別収録です。

こちらは化物の類いは一切登場せず、宗教対立的な、つまりその、色んな意味で過激なアクションとなっております。


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