ヒストリエ 9巻 岩明均 なぜなのだ! フォーキオン!

ヒストリエ 9巻 岩明均 なぜなのだ! フォーキオン!

あらヤダ! エウメネス全裸だわ!
キャー服着てください! 服を着て、それから将棋なりなんなりしてください!

あとこんな目ぇ腐ってましたっけ?
この目はどこかで見たことがある。脳を食われている。寄生されている。
まーエウメネスは物凄く頭が良い人ですから、智謀に脳が持っていかれても不思議ではありません。

そのわりに女関係はきっちりしてますけど。しっかり斜線陣ですけど。途中は盾で先っぽは矛みたいな。

とうかものすごく久しぶりすぎて、ただでさえ馴染みの無い人名多くて覚え辛いのに記憶の埋蔵金を掘り起こすのがタイヘンです。
前回投稿が1年前ですか… こういうときコミック派はお辛ぁい。名前覚えてなーい。

ヒストリエ 9巻 ヒストリエ 9巻

第9巻収録話
第74話 「密命・1」
第75話 「密命・2」
第76話 「密命・3」
第77話 「メランティオス・1」
第78話 「メランティオス・2」
第79話 「カイロネイア・1」
第80話 「カイロネイア・2」

前回エウメネスの機転で最悪の事態は回避できたものの、駆け出しの書記官が将軍の名を使って軍を動かしたと知れたら死罪もの。

ということで王を救った功績はアッタロス将軍にお譲りするエウメネス。
かなり達観した感じがいたしますが死ぬのは御免らしい。

エウメネスを救うことにもなるため、ポリシーには反するが手柄を自分のものとしたアッタロス将軍。

そんな流れもあって、通路でエウメネスに蛮族蛮族連呼していたヘカタイオスが、アッタロスから右ストレート→アッパー→ボディ→ダウン追い討ちというジェネラルコンボ喰らって1ラウンドKO。将軍だけに。

アッタロス将軍的には友の為の振るった正義の鉄拳だったと思いますが、エウメネスとヘカタイオスの溝が更に深まった様子に。あるある。

マケドニアではアテネとの戦いに向けて、アテネの頭脳・フォーキオンを将軍職から降ろす画策。

その工作には知性と教養、そして戦闘力と的確な判断力。そして…胆力が備わっているスーパーな人物が必要。

そ、そんなマンガみたいな完璧超人が… いた。

ということでエウメネスがオロポス市商家の者と身分を偽ってアテネに潜入します。
連れにフォイニクスとその一味。皆マケドニア人でない人たち。

と、エウメネスの監視役としてマケドニア人の二人。

質素な家に住んでたフォーキオン。最初はエウメネスたちを門前払い。

しかし何度目かの訪問でエウメネスとだけ自宅で会話したり将棋したり。

デモステネスの「マケドニアを倒すべし!」という主戦論で、アテネ市民は皆ノリノリであり、冷徹なほど現実主義者で、戦を知るからこそ平和主義者のフォーキオンは、すでに市民からハブられている形。

「フォーキオンがマケドニア人となにやらイケナイ会話をしている」風に見せかけ、フォーキオンの地位を失わせる作戦はあんまり必要無しと感じたエウメネスは工作もそこそこにして、フォイニクスといっしょにアテネから南西のピレウスに足を運びます。

ピレウスには、エウメネスと会話してあげて!と進言した謎の人物・メランティオスがいます。

正体はカロン。奴隷から解放されていつのまにか裏社会のボスに。
嫁さんもおり自由の軽さと重さを存分に味わっている様子。

子どもはおらず、自分がエウメネスを人質にとった結果エウメネスの母が殺されたあの時から、自分の子はエウメネスと心に決めていたそうで。
いつかエウメネスが軍を率いてピレウスに侵攻してくる自由もやぶさかではない覚悟です。

エウメネスが陸路でマケドニアに帰る途中でマケドニア軍の陣にばったり。
テーベ・アテネ連合との決戦間近になってました。

歩けない状態ながらフィリッポス王もご出陣。
エウメネスの装備もちゃんと用意してあります。文官なのに。

デモステネスの外交力でテーベと同盟を組むことができたアテネの兵力は、マケドニア軍のやや上。

しかしアテネにはフォーキオンがいない。

この辺の歴史はまったく存じ上げませんが、こういう大軍vs大軍のマンガはひとりの天才軍師が万の敵兵を数コマで地面のシミにする莫大なフィクション力を生むので、こりゃあもう、こっちエウメネスいるしマケドニアの勝利確実でしょう。風呂入ってくる。

フォーキオンを倒すべき「宿敵」と狙いを定めていたマケドニア王子アレクサンドロスだけはめっちゃがっかりしてました。

このカイロネイアの戦い。

フィリッポスは斜線陣で勝負。

しかし斜線陣はフィリッポスが人質時代に得たテーベの知識。テーベが本家本元。

すなわち斜線陣の弱点もテーベ側はご承知であり、アテネの相手をしてて弱点が露わになったところをすかさずいただく所存です。

しかしこの斜線陣にはひと工夫なされており、テーベの将軍・テアゲネスが得意げに斜線陣について解説しておりましたが、テアゲネスが言ってたところとはまったく別のところにマケドニア側の攻撃の要は位置していました。

ヒストリエ 9
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岩明均(著)
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斜線陣攻撃の要を任されていたマケドニアの将軍・クラテロスに、「一番手替わって」とやってきたアレクサンドロス。
「副将よりの下知である」と無垢な瞳で権力の振りかざし、クラテロスも「えー…」となっているところで次回です。

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