進撃の巨人 17巻 諫山 創 マルロはバカなの?

進撃の巨人 17巻 諫山 創 マルロはバカなの?

とにかくニ~三度読み返さないと理解できないところまできている状況で御座います。

私などは「あれ? そんなことあったっけ?」と、まるで記憶改竄にあったような始末。

とりあえず、vsロッドレイス⇒アッカーマンなお話⇒その後…となっておりやす。

進撃の巨人 17巻 進撃の巨人 17巻

第17巻収録話
第67話 「オルブド区外壁」
第68話 「壁の王」
第69話 「友人」
第70話 「いつか見た夢」

鎧の巨人と化したエレンとロッドレイスのバトルがはじまるのかーと思えば、ミカサとジャンの掘削作業でエレンが巨人から掘り出されたところからスタート。

巨人硬質化の影響で、本体のエレンが切り離されても巨人の抜け殻は消えず。

しかも巨人から発生している硬質の根のようなものが周囲に広がっており、崩落待ったなしだった天井をテントの骨組みのように支えている状況。結構なことじゃねぇか。
おかげでミカサたちは瓦礫に埋もれることなく全員生存。

さらにこのチカラを使えばウォール・マリアの穴も塞ぐことが可能になったとリヴァイ。結構なことじゃねぇか。

さて巨人化したロッド・レイスの方はというと、エレンたちには目もくれず、もっと人類が多い場所へと身体の前面を地面に削りながら導かれるように前進。
ベルトルトの超大型巨人より倍でかい超々大型奇行種で御座います。

これまでの一件をまとめると、

エレンの中にある巨人の力を仮に『始祖の巨人』としようか・・・
『始祖の巨人』の力はレイス家の血を引く者が持たないと真価を発揮できない。

しかし、レイス家の人間が『始祖の巨人』の力を得ても『初代王の思想』に支配され…人類は巨人から解放されない。

ちゅーハナシらしい。ありがとうハンジ。

今変な巨人になっているロッドを止めるには、エレンがロッドに喰われれば良いらしい。

エレンがロッドに喰われればロッドが人間に戻り『始祖の巨人』の力が移行。

そして人間時のロッドを拘束して初代王の洗脳とやらを解けば、人類が助かる道が見えてくる…かも?みたいな。

実の父を食べてしまった記憶が蘇り、前の巻から自虐的思考が湘南並に爆走しているエレンとしては、それもやむなしの覚悟でしたが、あーダメダメ認めません。とミカサが言い…切る前に割って入るヒストリア。

このシーン、もっそいヒストリアのフキダシ多くてほっこりしてしまいますが、彼女もエレンを立てるのに必死です。

長年無理だった呪いみたいになっている初代王の洗脳を解くなんて非現実的。
その前に『始祖の巨人』の力を得たロッドによって、また人類は記憶を改竄されるのが関の山。
むしろ『始祖の巨人』取り上げている現状が、人類にとって千載一遇の好機なのです。

ということなのです。

ということで街に向かっている燃える炎の巨人ロッドをオルブド区外壁でやっつけることに。

ロッドは多数の人間に反応して前進しているので、下手に住民を中心部に避難させられず、住民には壁の外で超大型巨人の倍近い巨人が燃えながら接近していることはナ・イ・ショ。

それだけに失敗は許されない戦い。
久しぶりにタイトルどおりの進撃の巨人であります。

この戦いは意外とあっさり上手くいって終了。

大砲で足止めしつつ、火薬たっぷりつまった樽を何個も用意。

ロッドが壁に手をかけ、地面に削られすぎて半壊している顔を出して住民をたいそうビビらせたところで巨人化したエレンが火薬樽詰め合わせを、唇が無くなって丸出しのロッドの口内にブチ込み爆破。

飛び散る巨人ロッドの肉片から本体をすばやく見つけて斬るのが調査兵団の役目。

でっかい爆発で肉片は多数でしたが、我を通して出撃したヒストリアが本体=父親を見つけて直々にゲームオーバーにしてやりました。
彼女にとっては最初で最後の親子喧嘩でした。

住民たちに確かな実績を見せつけ、自分がこの壁の真の王だと言い切った彼女です。

69話「友人」はケニー・アッカーマンのお話。

始祖の巨人の記憶改竄ビームが効かないため、危険分子と迫害され続けていたアッカーマン一族。

若き頃のケニーは、その時始祖の巨人保持者のウーリをクリエイティブな死体に変えようとして失敗。

ウーリの巨人の力に完敗しますが、それでも前衛的な死体にしたくて殺意がRomanticなケニーに対し、ウーリは巨人の力を消して深々と謝罪。

これに完全に意表をつかれたケニーは、ウーリに『力になりたい』と伝えて即採用。
アッカーマン家への迫害はケニーによって終わったことに。

ある日ケニーは娼婦をやってた妹のクシェルを訪ねますがすでに病で死体。

同じ部屋で膝を抱えて座っている、7割ミイラみたいにやせ細った子供が在りし日のリヴァイくん。

しばらくケニー流の教育でリヴァイを育ててましたが、ひとりで生きていけそうな逞しく育ったリヴァイを見届けると彼の前から姿を消します。

ケニーとウーリはずっとマブダチな関係でしたが、ウーリがロッドの娘に食われてしまったあともウーリの見ている世界が理解できず、やがてウーリが見ていた景色を体感したいがために始祖の巨人の力を狙うようになったんだとか。

…が、夢叶わず、現在のケニーはロッド巨人化の災害に逃げ遅れて大怪我。余命いくばくもない状態でどこかの木陰でぐったり。

そんなケニーを発見したのがリヴァイ。

ケニーはロッドの鞄からひとつくすねていた巨人になれる注射器をリヴァイに渡し、自分がリヴァイの叔父であること、自分は人の親にはなれないことを告げて死亡。

エレンたちの前に戻ってきたリヴァイは、散々脅した女王ヒストリアに逆襲の肩パンくらうも笑顔でした。

ここからまた新しい展開へ。

同年代の男の子と記憶見せ合いっこしちゃったし、父親倒しちゃったし、女王になったし、リヴァイにはパンチしてやったしで色々吹っ切れたヒストリアは「牛飼いの女王」と呼ばれるくらいかーちゃんな感じに。

ひと皮剥けたヒストリアに立派だよと褒めたりするエレン。

赤くなったり仲良く言い争ったりしてたら、ヒロインがやっちゃいけない顔で割って入ってくるミカサ。うーん、なつかしい匂い。

エレンは硬質化の実験を繰り返し、壁の修復どころか巨人ホイホイまで建造できるように。

網目状に硬質化の根が、壁の隙間から侵入しようとする巨人の進行を妨げつつ、でっかい柱を落として延髄を破壊するエコロジックな処刑台がひとつ完成。

ただし巨人の力を酷使しすぎたエレンは鼻血ブー。
自己犠牲の精神がよくない方向に向いているエレンには不味い兆候です。

とりあえず一難去った現在、惚れた腫れたのシーンも交えつつ、次なる目標が定まった様子のエレンたち。

あの日

洞窟から逃げるエレンの父グリシャ・イェーガーと会っていた調査兵団の男。

必ず何かを知っているはずのあの男が、キース・シャーディス教官であることを突如思い出したエレンであります。

ところ変わって、しばらくご無沙汰だった猿の巨人が、中の人を初披露。
座標の奪取よりアニを救出するのが先だと言って、ゆーこと聞かないライナーをボコボコにしたあとの様子みたい。

この眼鏡でヒゲな猿の巨人の中の人…
一瞬、あの、あれあれ、前衛的な拷問が趣味な… そう! ダリス・ザックレー!

…と思いましたがどうやら新キャラのようで。

進撃の巨人 17
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エレンは、洞窟脱出の際にグリシャが出会っていたあの調査兵団の男の記憶を呼び覚ますべく、ヒストリアと何度も手をにぎにぎしてたことがジャンの台詞でさらりと述べられていましたが―――

記憶の見せ合いっことか、ある意味全裸で相撲とるよりずっと先をいった人間関係の結びの一番じゃないですか。

エレンとヒストリアの関係は、恋人や夫婦、親兄弟でもなかなかできない位置関係になってしまっているので、ある意味ミカサは安心していい気がしました。

互いの全てを知り尽くすことが愛ってんだったら永遠に寝てたほうがマシって歌あったしー

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