キングダム 38巻 原 泰久 加冠の儀

キングダム 38巻 原 泰久 加冠の儀

史記にそってお送りしているマンガなので中々脱線が難しい本作ではありますが、おまけマンガの方で信と羌瘣がひとつ屋根の下展開。

まあ未遂に終わるオチだとは思いますけど、嬴政ももう二児のお父さんですし…ねえ?

その辺のお勤めはどうだったんでしょう李信さん。

キングダム 38巻 キングダム 38巻

第38巻収録話
第405話 「新しい国」
第406話 「別れ」
第407話 「五千人将」
第408話 「決着の年」
第409話 「何もない男」
第410話 「二つに一つ」
第411話 「雍に舞う」
第412話 「加冠の儀」
第413話 「祖霊の声」
第414話 「三方ゆずらず」
第415話 「反乱兵の作り方」

秦の領にでんと国を作っちゃった太后。

当然秦の咸陽では例の如くギャーギャーと大賑わいとなっております。

なんでそんなことを… 天才肌の昌平君は太后のワンダーな行動に理解が働きません。

流れとか理屈から読み取る人ほど、なんとなくとか気分屋の行動が読めなくて辛そう。あとナックルボール的な愛とか。

とりあえず北の毐国、南の楚軍進行で大忙しの秦的に、これ以上内部がガタガタしちゃいかんと論功式典とかやって国を盛り上げてみたり。

論功式典ではファルファルの騰が蒙武に続き二人目の大将軍に。
信と王賁が著雍守備戦の功で両名仲良く五千人将。

あといっこで将軍になれる信は素直に喜び、実際主人公的に痛い所ですが鳳明との人違いで霊凰を討ったヤツと一緒なんてなーという感想の王賁。

飛信隊と玉鳳隊は今日も元気です。

太后の方はというと、嫪毐との子ができて心の願望が欲しくなったから。ということらしい。これは昌平君も読めない。

昔不幸だった分を取り返すかのようにひきこもり色狂いライフだったワリにはなぜか頭が相当キレる太后なら、「あんたの敷地に国作っちゃったけど、まあ気にせんといて」とかで、あと30年くらい粘れたかもしれませんが、周りが太后&嫪毐二人の愛の国・毐国を放っておかなかった。

墜とされたら秦に中華統一されちゃうヤバイヤバイといわれていた著雍が、37巻で墜とされちゃったしね…

楚としては北は毐国、南は我が国で秦を挟み撃ちにしたい所存。
過剰なお祝い金で毐国を盛り上げを行なったり、こっそり楚の人間を中枢に紛れ込ませたり。

また太后の利用なら自信があります!とばかりに呂不韋も悪巧み。

がっつり大きくなった毐国に不安を吹き込み、反乱軍として秦に矛先を向けさせる算段。
毐国軍に秦の嬴政派を皆殺させ、自分は蒙武けしかけて毐国軍をゲームオーバーにし、秦をまるっといただく所存。

といった周囲の思惑もあったため毐国の成長スピードは太后の予想以上でしたが、さすが昔はどうあれ金持ち生活に馴れていた太后は驕る様子はありませんでした。ただ性欲に溺れてるお方じゃなかった。

嫪毐もまた、一時は急に大金が転がり込んで欲を御しきれず破滅ダイビングするパターンに入りかけましたが、それ以上に太后への想いが強く、ここ一番の踏ん張りを魅せてました。数コマ。

というのも、太后と嫪毐の間に子供ができたことが家臣にモロバレ。

さらに呂不韋の働きによって、隠し子作ったという大義名分で秦軍が毐国を討つべく軍を興す準備を行なっていると嘘情報。

周辺国の対処に当たって秦国の中心・咸陽が手薄なんで先手で攻め滅ぼすか、太后・嫪毐とその二人の子供の首を差し出して許しを請うのニ拓を早急に決めなければならないハメに。

ただ安息が欲しかった太后としてはまったく疲れるから嫌だっつてんだろ的な展開になってしまいましたが、切り替えが見事なほど早うございました。

特に兵数が手薄になる“加冠の儀”を狙うぜ!と、よりにもよって実の息子の一世一代の晴れ舞台を狙う割り切り力高すぎの太后。

この動きもまた呂不韋の手の平のうちだったようですが、偽の玉璽を使いながら侵攻している毐国軍の増強スピードの早さは想定外だったもよう。

加冠の儀の途中でまたしても呂不韋にしてやられたことに気づいた太后でしたが、それなら頼みの蒙武でも止められないような巨大な軍勢で駆け抜けるまでという熱血戦法。
正直この嬴政・呂不韋・太后の三つ巴戦で、太后が一番痛快というかガッツが輝いておりました。

また毎度呂不韋には振り回されていた嬴政も凛として加冠の儀を続行させる落ち着きよう。
呂不韋の「いつもなら騒ぎ立てる昌文君ですらあの落ち着き…」がちょっと面白ポイント。ふぐぅ。

呂不韋の策にまんまとはまりつつも踏み潰していく所存の太后。
嬴政はというと、呂不韋の策である毐国の反乱を今回は知っていた!?

咸陽には今三万の毐国軍が迫っている。

しかも一万の兵で陥落するようにあえて守備を薄くしている手の込みよう。

しかし嬴政は反乱軍をとめる軍をすでに動かしていた―――

キングダム 38
キングダム 38
原 泰久 (著)
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ということで信の背中が写って次回です。

魏火龍のひとりを真正面から討ってギリ五千人将の王賁と、人違いで斬ったら魏火龍のひとりでしたの信では、同じギリ五千人将でも意味が違ってそうです。

はたして信は、もう将軍でいいんじゃね? アイツがエースじゃね? と町中がジグザグサンバするくらいの活躍ができるでしょうかー

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