ゴールデンカムイ 7巻 野田サトル 不死身のヒグマ

ゴールデンカムイ 7巻 野田サトル 不死身のヒグマ

不意を付いてネタねじ混んでくるから毎回ブフッってなってくやしい。

ページにシライシ分が高いとほぼギャグ回になりますが、日頃アシㇼパの隣でまろやかになっている杉元が、スイッチ式に“不死身の杉元”になる瞬間はホント好き。

今回の相手は刺青人皮の人ではなく、久しぶりのヒグマです。

ゴールデンカムイ 7巻 ゴールデンカムイ 7巻

第7巻収録話
第60話 「イカッカㇻ・チロンヌㇷ゚ 誑かす狐」
第61話 「蝦夷地ダービー」
第62話 「替え玉騎手キロランケ」
第63話 「モンスター」
第64話 「悪魔の森のオソマ」
第65話 「不死身の赤毛」
第66話 「恐怖の棲む家」
第67話 「丁半」
第68話 「侵入」
第69話 「脱出」

出だしは猟での金稼ぎ風景から。

白石が札幌世界ホテルのバトルでキロランケの爆薬を台無しにしてしまったので、狐やエゾリスの皮を売って金を作ります。

そんな状況にもかかわらず白石がアシㇼパから借りた金を全部競馬でスッてしまったもんだから、狐用の罠かぶったりストゥで脛叩かれたり。

フチの弟・チセのいる村に宿を借りに来た杉元御一行は、そこで良く的中することで村の人たちを困惑させてる占い師のインカㇻマッと出会います。

前の巻の家永の件があるので油断は出来ませんが、ぱっと見は女性。

「傷のある男性にとても弱い」と杉元にうっとりするインカㇻマッに、「スギモト オハウ オㇿ オソマ オマレ ワ エ」とアドバイスするアシㇼパ。他の女性とのピンクな雰囲気を断固阻止の体勢です。

またインカㇻマッの占いを「何にでも当てはまりそうなことをあてずっぽで言ってるだけだ」と強く言ってのけるアシㇼパ。
「バーナム効果」をご存知とは、アシㇼパさん50年くらい未来に生きてるな。

日露戦争帰りで気合いが一般人男性のソレとはケタが3つほど違う杉元やキロランケも、インカㇻマッの占いに訝しげな表情ですが、ひとり虜になっている白石。
「探しているのはお父さんじゃありませんか?」というアシㇼパへの言葉がトドメとなり、翌日インカㇻマッを連れて苫小牧競馬場へ。

第61話「蝦夷地ダービー」では、どっかの雑誌の後ろの広告みたいな札束風呂で表紙を飾る白石の図。

明らかに怪しすぎるインカㇻマッですが、白石の誘いに乗って次々に勝ち馬を当て白石は上機嫌。

あげくに「命をかけなくても稼ぐ方法が目の前にあるじゃねえかッ」と金塊探しの旅の打ち切りを杉元に訴える白石ですが、必要な金が手に入ったからといってアシㇼパを一人にしないことを強く主張する杉元。

一方、ひょんなことからイカサマ騎手を頼まれたキロランケですが、馬に細工をして無理矢理勝ったり負けたりさせてる競馬の裏側に不快感を示し、本気の走りで1位ももぎ取ってしまった為、報復を警戒し、足早に競馬場を去る杉元たちでした。

表紙でアシㇼパと激闘を共にする動物がいたら、その動物は次のページでお肉になってる合図。

フチの姉が住む村にお土産としてアザラシの肉と皮を持って行くと、フチの姉は泣き出してしまいます。

代々譲り受けてきたアザラシの衣服を自分の娘に譲ったら、義理の息子が30円で売って逃げてしまったとのこと。

アシㇼパたちはその衣服を買い戻しにいくも、買い主のアメリカ人が「100円じゃなかったかなぁ?」と言いだしてばっちりスイッチ入る杉元さん。
さりげなくキロランケもスイッチ入っているあたりが細かい。

牧場の馬を襲うヒグマを退治したら30円で返すと言いだし、「いいから さっさと 返せよオッサン」とそろそろヤバい杉元。

しかしフチたちの花嫁衣装を血で穢したくないというアシㇼパの思いを汲み、「不死身」と呼ばれ恐れられている赤毛のヒグマを退治することに。

対人戦には強いがヒグマにはイマイチな杉元ですが、むしろヒグマなら容赦無いのがアシㇼパ。

ヒグマ退治はアシㇼパ・杉元・銃を持った牧場の従業員が行うことになり、白石とキロランケは森をでた農家で杉元たちの帰りを待つ。といったフォーメーション。

爆薬を扱うキロランケはどう見ても討伐隊側ですが、白石がひとりで森を抜けたくないと駄々捏ねたので仕方なく。

しかし最初に赤毛のヒグマに遭遇したのは、お約束通り白石チーム。
「絶対走るなよ」というキロランケのフリに応えて白石猛ダッシュ。

ベルトをヒグマが苦手な蛇に見立て、ヒグマがビビッたところでなんとか農家に逃げ込んだキロランケと白石。

そこには居座っていた謎の中年男性。さらにあとからもう一人中年男性追加。

そして階段に生首ふたつ。

生首は苫小牧競馬場でキロランケにイカサマを指示した二人でした。

キロランケは家にいる二人の中年男性の内、どちらかがイカサマに背いた自分を殺しに来た追っ手と判断します。

杉元チームの方は、アシㇼパの弓が折れる(白石の所為)、赤毛のヒグマは2匹いた、という想定外の出来事にたまらず撤退。

農家についたらもう1匹ヒグマがいたため、家は3匹のヒグマに包囲されてしまいました。

農家に入る際に、しんがりを務めた杉元の銃の再装填をヒグマが狙ってきたため、弾を外に落としてしまう杉元。

森で2匹から逃げるときにアシㇼパも毒矢を落としており、まともな武器無しで家を巨大なヒグマ3匹に包囲される杉元たち。

また、家の中も生首二つに怪しい中年男性二人と、内外ともにデンジャラス。

なお銃を持った牧場の従業員は、外からヒグマに引っ張られて死亡しております。

中年男性の太っている方が若山輝一郎。

ふざけた乳首でアシㇼパが怖がった方が仲沢達弥。

どちらがキロランケを始末しに来た裏世界の人かと思えば、

どちらもでした。

仲沢は若山の子分。で、愛人。

またか!

しかし、若山の浮気が原因で仲沢は若山の足をひっぱり、杉元と若山、どちらが杉元の銃の弾を取りに行くかの賭けに負けた若山。
スジを通して弾を取りに外に出るも、ヒグマに家への入り口を回り込まれ森側に逃走。

蛇に怖がるヒグマの習性を利用してベルトを外した若山のズボンが下がり、下半身に現れる刺青人皮。
杉元らたいそう驚くも、若山を追いかけていったヒグマが1匹だけだったため、家の周囲にいる2匹のヒグマの所為で追いかけることができず。

泣きわめく仲沢を「あの親分なら何とか逃げられてるさ」と杉元。

次のページで土饅頭にされてる若山の図。

家に入ってきた1匹は杉元が銃で倒し、2匹目は土饅頭から蘇った若山が牧場主のアメリカ人に用意させたマキシム機関銃で撃破。

最後の一匹はアシㇼパが家の中で作ったトリカブトの毒槍が効いていたため、牧場主の乗ってきた車でなんとか逃げ切れそうでしたが、車から落ちた若山の長ドスを掴もうとして仲沢が車から落下。

車を追っかけてたヒグマに首筋を食いちぎられる仲沢。

仲沢を「姫」と呼びながら若山が車から降り、長ドス一本でヒグマと壮絶な相討ち。

若山と仲沢、ふたりは手を恋人繋ぎしつつ、幸せな表情で息を引き取ります。二人の真上の雲がハートになっててロマンチック。

ゴールデンカムイ 7巻
ゴールデンカムイ 7巻
野田サトル(著)
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しかし男と男の世界にまったく理解を示さない杉元一味は冷たい視線。

杉元の「皮剥いでくる」でこの巻は終了で御座います。

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