センゴク権兵衛 3巻 宮下英樹 vs湯川党山岳戦

センゴク権兵衛 3巻 宮下英樹 vs湯川党山岳戦

戦国武将に詳しい人ならすぐ気づくのでしょうが、なぁんせ登場人物が多いこのマンガ。

当然現れて「離れていても心はひとつ」くらいの血より濃い絆を見せられると、ええ!?この人どちら様!?ってなっちゃいますな尾藤さん! 手取川の戦いで権兵衛に助けてもらった人でしたか!

表紙絵でもあるとり、権兵衛、藤堂高虎、そして尾藤知宣が、数で大きく上回っている湯川党相手に友情パワーを炸裂させてます。

 

センゴク権兵衛 3巻 センゴク権兵衛 3巻

第3巻収録話
第15話 「熊野入り」
第16話 「行軍」
第17話 「退き口」
第18話 「三隊」
第19話 「戦」
第20話 「朝露」
第21話 「棋戦」
第22話 「出馬」
第23話 「祭礼」

 
湯川党を成敗するため、中村一氏・小西行長・九鬼嘉隆の部隊といっしょに海を渡ってきた権兵衛でしたが、陸について早々「中村・小西・九鬼は引き返すべし」との秀吉からのお達し。

これは湯川党が山に入っちゃったので部隊を変更するため。

さすがに部隊を贅沢に使う秀吉も、山岳戦に海賊大名・九鬼さんを突っ込ませるほどバブルな人じゃなかった。

 
代わりにやってきたのは藤堂与右衛門高虎と尾藤甚右衛門知宣。

冷静沈着な高虎に、権兵衛・高虎ほど骨太体育会系ではなさそうだけど頭良さそうな知宣。

3人は会うたびに拳をコツンと合わせ気合いを入れあう仲良し。
まるで最初から3人トリオだったかのようなバランスの良さを見せつけます。

この息の合ってる3つの部隊が相手なら、いかにも山岳戦が得意そうな湯川党とてひとたまりも無かろうて。

 
出だしは仙石隊を先頭に、サクサクとした足取り。

丁度半里進んだところで先頭部隊交代時、敵本陣近くなってから先頭を指名され嫌がる尾藤に、じゃあ拙者が、もっかいワシらがと高虎と権兵衛が挙手。

そして「そんなに武功をとりたいのかね。仕方あるまい、順当に行けば次は我らだ」と尾藤が挙手。高虎と権兵衛は「どーぞどーぞ」。
400年以上前からあった芸だったとは。

 
しかしここから湯川党の攻撃。

上手く身を潜めていた部隊が先頭の尾藤隊、最後尾の仙石隊を挟撃。潮見峠にて包囲殲滅を仕掛けてきました。

仙石隊は山岳戦に慣れていないものも少なくなく、山に詳しかった妙算はもういない。

そんな状況で仕掛けてきた湯川党・田中重太夫の部隊に仙石隊は苦戦を強いられますが、妙算が去った事で反って個々が急成長した仙石隊の方々の必死の働きもあって田中重太夫を撃破。

 
この戦いのあと尾藤と高虎の部隊とは連絡の取れない状況に陥りますが、彼らが自分に何を期待しているか心で通じている権兵衛。

麓に逃れて三隊合流し士気を立て直す。という定石を排除し、是非を消し飛ばす戦いをすることで強さを見せつけ、否応なしに皆を納得させる。コレね。

…が、山ごもりも一週間も経てば疲労困憊。ストレス満載。

夜な夜な湯川党の、他の部隊を討ち取ったぞーという勝ちどきの声や太鼓の音に、尾藤・高虎・権兵衛の部隊はうんざり。

一番最初に音をあげてたのが尾藤でしたが、権兵衛が大声で呼びかけるという原始的な連絡方法でちょっと元気に。どんだけ権兵衛好きなの。

おかげで仙石隊の場所は分かったものの、敵にも方向が伝わっていたため、尾藤隊は仙石隊の場所に向かう途中に2度も敵と遭遇する羽目に。

まあ、でも、権兵衛に無事会えたのでとりあえず拳をコツンと合わせてOK。どんだけ仲良しなの。

 
(主に尾藤隊が)危険を伴う連絡方法を権兵衛がとった理由は、戦況を碁にみたてた「棋戦」に持ち込みたかったため。

しかし仙石隊は権兵衛も含めて碁に詳しい人材が乏しかったので、黄母衣衆で1,2を争うくらい碁が強い尾藤の力が必要でした。

 
かくして尾藤の指示による綺麗で性格の悪い小隊の散開で、徐々に湯川党を押していってた権兵衛たち。

これに対し、兵達に「窮屈ないくさをさせてしまった」と湯川直春は自ら出馬を表明。

元来、戦術じゃなんじゃと型にハメられるのが苦手だった湯川党の面々は、雨の中だろうとテンション上げて尾藤・仙石隊を強襲。

これには「陽気甚だしい田舎侍め」と尾藤も苦虫噛みつぶしてましたが仕方なし。

 
とことん槍を合わせる真っ向勝負となりますが、獣の毛皮を振りかざしてビバビバいってる湯川党の士気は陽気甚だしく高く、高いところにいる仙石隊が下から押され、横から尾藤隊が仕掛けようとすると湯川の指揮で即横にテンションを向けられつけいる隙が御座いませぬ。

尾藤・仙石隊は無駄にテンションが高い湯川党に力の差を見せつけられ為す術が無い状態に陥っていましたが、湯川の指揮が突然後ろに。後ろ!?

 
センゴク権兵衛 3巻
センゴク権兵衛 3巻
宮下英樹 (著)
Amazon センゴク権兵衛 3巻詳細ページへ

 
大雨による川の氾濫で退路を断たれた背水になりかねない状況にも関わらず、尾藤・仙石隊のため、氾濫前に川を渡り下山しなかった高虎の藤堂隊が湯川党の背後を強襲。どうしてこんなに仲良いのぉお。

3人の友情パワーが集まり、逆転の兆しとなるか?といったところで次回です。

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