亜人 9巻 桜井画門 目標を下方修正する

亜人 9巻 桜井画門 目標を下方修正する

体積が大きいパーツから身体が再生される特性をいかし、切り落とした腕を衣つけて揚げることでパッと見で分からなくしてフォージ安全ビルに配送してもらい、自分は粉砕器に入ってコナゴナになることで容易くビル内部に移動した佐藤。

理屈ではそういう方法があると分かっていながらも、いくらなんでもできないだろそんなの…な気持ちでいた永井くんは出鼻をくじかれた前巻でした。がーんだな。

しかも自分は指名手配中の身なので、ビルに入ってきた複数の警官に捕まりそう。
色々踏んだり蹴ったりですが、せっかく永井くんがやる気をだしてるんだし、この戦いを見事な勝利で飾りたい! 飾りたかった…

 

亜人 9巻 亜人 9巻

第9巻収録話
第39話 「バトルフィールド ハードライン②」
第40話 「バトルフィールド ハードライン③」
第41話 「祭りのあと」
第42話 「平沢」
第43話 「ケンカ」

 
警官たちは中野くんとのコンビプレーでなんとか全員麻酔銃で眠らせることに成功。

あえて永井くん自身が麻酔銃を喰らい、警官たちの目が全員永井くんに向いてるスキに中野くんが警官を麻酔で眠らせ、銃で永井くんを殺して復活させるという、ボケ担当の中野くんにしてはホームラン級の働きでした。

 
このマンガの主要キャラの男性率を100%にしないようひとり奮闘する下村君は、やられ役が板に付いてる田中にまさかの敗北。

明らかに戦闘技術は上回っていたものの、下村君ともあろう女傑が田中の防弾チョッキに気が付かずうかつに接近するとは…

田中のIBMと麻酔銃で下村君は敗北。再生シーンを駆けつけた係員に見られ、下村君が亜人である事がその場にいた人間にバレてしまいましたが、麻酔で気を失っている下村君を放っておけず、その場にいた人間を全員殺害する田中。

実力は佐藤や永井くんより下だけど、敵側の良心役として毎回良い動きしている田中はこの巻でも健在でした。

そして下村君の方は階段の柱に手錠で繋がれた状態でしたが、そこに戸崎がかけつけてくれたので、亜人の再生能力があるし、ふたりの力で強引に手錠から腕を引っこ抜こうとしたところ、下村君の手から血が出ててなんかバツが悪くなったのか、戸崎が「鍵を探してくる」と下村君をその場に放置。

慌てた下村君の

「は!? ちょ… 戸崎さん!? 戸崎さん!」

は、この巻で数少ないクスッとなるポイントです。見事なヒロイン力です。

 
ステキなおじ様集団・黒服vs佐藤は… いつからこうなる日が来るとは思ってましたが、やはり佐藤の知略には敵わず全滅。
今までで一番佐藤に肉薄してたんですけどねぇ…

念願の佐藤の首筋に麻酔弾をブチ込み、気絶させたところまではお見事でしたが、佐藤のIBMがまさかの自走。

せっかく佐藤が気絶というところまでこぎ着けたのに、自走したIBMが佐藤を殺して復活させ、ゴール直前にふりだしに戻された状況に。

この一戦で眼鏡の平沢も佐藤の銃弾で致命傷を受けます。

平沢を助けにきた永井くんも佐藤から右フックで一発KO。

 
黒服と永井くんを倒した佐藤は今回の標的であるフォージ安全社社長・甲斐のいる部屋へ。

入室直後に写真より部屋が狭い事に気付く佐藤。

セーフルームの中で余裕の甲斐は、話題の殺人鬼の亜人がセキュリティを突破できなかったとなればこれ以上の宣伝文句は無いと上機嫌。さすが大企業の社長ともなると言う事が違います。

 
しかし佐藤はここでも亜人の裏技を披露。

切断した箇所が再生する場合、再生するところに障害となる物質は分解される。という特性を使い、佐藤は自分の腕を切り落とした後セーフルームの壁に切断面を押しつけた状態で自殺。

セーフルームの壁に腕の太さ分の穴が開き、器用に中の甲斐を射殺。

この裏技を佐藤が知らないことに賭けてた永井くんは、今回の閉じ込め作戦が完全に失敗だったことを確信します。

 
佐藤はもうひとりのターゲットである秘書・李奈緒美にも追いつきますが、これを田中が阻止。

「この人を殺すのは間違ってると思う」と必死の形相で佐藤に銃を向ける田中。

佐藤にとってはゲーム的な感覚なので、あっさり了承して引き上げ。んじゃ、解散。

今回唯一佐藤の爆走に待ったをかけることができたのがこの田中だけでしたねぇ。

 
亜人側の作戦は甲斐を殺した事で終了になりましたが、個人的に永井くんにちょっかい出してくると言い、放送で今回の永井くんの作戦にダメだししたあと、1回経験しよう!ということで永井くんをこれから断頭するという佐藤。

佐藤のターゲットが永井くんの頭になってしまい、急ぎ屋上に逃げる永井、中野、平沢。

 
すでに致命傷を負ってた平沢の犠牲により、屋上からダイブ→復活で佐藤から辛くも逃げる事ができた永井くんと中野くんでしたが、今回の万全の体制からの大敗北と、「お前が戦わなきゃならない義理は無い」という平沢の言葉もあってか、再び闘う意思を無くした永井くん。
もう文化的な暮らしはあきらめる宣言。

 
中野くんは、大勢の命をほっとらかしにし、文化を捨ててまで逃げの人生に入ろうとする永井くんに右フックをお見舞いしてやりますが、中野くんがフォージ社長の甲斐が死んだときはたいして騒がず、平沢が死んだと聞いた時は感情的になってたことを指摘する永井くん。

「すべての人間が無意識に他人の命の重さを秤にかけている。
 ソレを意識的にやってるだけで僕を批判するんじゃねぇ!!」

と言われて言葉がでなくなる中野くん。知将・佐藤が興味津々の永井くんに、中野くんでは口喧嘩で勝てませんわなぁ。

 
黒服のナイスなおじさま達がみんな佐藤に殺されたことに対し「悔しくねぇのかよ」と最後に言葉を振り絞る中野くん。

めっちゃ悔しそうな顔をしながらも、小さく「うるさい」と告げて去っていく永井くん。

 
亜人 9巻
亜人 9巻
桜井画門 (著)
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気持ちを入れ替え、非文化的な暮らしへと歩を進める永井くんに再び闘志の炎が燃え上がるのは何巻後だ!?

といったところで次回です。

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