信長のシェフ 16巻 梶川 卓郎 信忠のシェフ

信長のシェフ 16巻 梶川 卓郎 信忠のシェフ

前巻で信長の嫡男・信忠の料理人になるよう命じられたケン。

いつも無茶振りですが、今回は作品のタイトルに影響しかねない信長の無茶振りなので、これにはケンもびっくりしました。ちょっとだけだけど。

これはもう、アレですね。料理、作らなきゃ。料理ならなんとかしてくれる。

 

信長のシェフ 16巻 信長のシェフ 16巻

第16巻収録話
第134話 「信長の息子」
第135話 「信長の意志」
第136話 「それぞれの晩餐」
第137話 「継ぐものの重さ」
第138話 「信孝の企み」
第139話 「踏みにじられた宴」
第140話 「欠点と利点」
第141話 「信長の引っ越し先」

 
家督を信忠に譲ることで「織田家」という一大名の采配は信忠にまかせ、自分は次の時代の秩序を作るため動くという信長。

料理の腕は言わずもがな、歴史にも妙に詳しく、河魚を獲るトラップの知識さえお持ちのマルチ知識人であったケンですが、「信長は死ぬまで織田家当主だと思っていたのだが…」と、意外ところが抜けていました。珍しい。

 
「信忠様の料理人というのは一時的な措置か…」

家督相続の宴席では日本中が注目してるから、何があっても料理成功させろという話。

今気付いたんですけどケンの心の声、信長は呼び捨てなのねぇ。

 
これまで見た目も味も時代が大きくズレてる料理を惜しみなく提供できたのは、ワリと警戒心無くパクパク食べてくれる信長の感性が瑞々しかったからで、家督を譲られるなら信忠がどういった人物をまず知らなければ…ということで、前倒しで信忠の料理人になるケン。

武田の将・秋山信友が陣取る岩村城を攻めてる信忠のもとへ。

ところで「感性が瑞々しい」って褒め言葉いいなぁ。いつか自分の言葉のように得意げに使っていきたい。

 
信忠の陣では、秋山信友を助けるべく武田勝頼自ら兵を率いて援軍に向かっているというタイミングで秋山が降伏の申し入れをしてきて混乱状態。

信忠の家臣は、こういった場合信長ならどうするの?とケンに問いただす無茶振り。

全て料理で答えるケンの解答は、料理が何も乗ってない空の皿。この問いが信忠様に解るかなぁ?

 
「この戦 信忠の一存で決めろということであろうな」

わ、解られた…

 
一時は勝頼ごと潰すつもりでいた信忠でしたが、ケンの引っかかりのある様子を見て料理を作らせます。

今度のケンの料理の意味は、信忠様に解るかなぁ?

 
「岩村城降伏の情報が兵に漏れておるのか!?」

わ、解られた…

このお察し能力、さすが信長の子だなぁ

緊張の糸が切れ、心が郷里に向かっている今の信忠の兵は最弱の状態。

急ごしらえの援軍である勝頼を守りたい秋山、今のテンションの兵で戦っても負けると判断した信忠、ふたりの思惑が一致し、信忠は秋山の降伏を受け入れます。

 
秋山を倒した事で株をあげた信忠は、万全の状態で家督相続の宴席の日を迎えます。

しかしこの綺麗な信長っぽい信忠のめでたき門出を邪魔しようとする者有り。三男・信孝。

へー 濃姫ってもう三人も産んでたんだー まだまだお綺麗ねー
…とか思ってたら、信忠も信孝も濃姫が産んだ子じゃないのね! あんなに一緒だったのに…

というか濃姫自身には子供がいるのいないの、死んだ日もよく分かってないだの、実は謎が多い女性だった。へー

 
兄の宴席を台無しにして日本中に恥をかかせ、その隙に自分が織田りたい瑞々しい感性をお持ちの信孝は、宴席の料理で大忙し中のケンたち料理人を監禁。
この大胆に斬り込んでいく感じ、さすが信長の子だなぁ。

 
ケンたち料理人が身動き取れないころ、宴席ではすでに信孝の手の者によってわざと失敗した一膳目が配膳され、周囲はざわっ…ざわっ…してましたが、監禁から脱出したケンが一膳目の失敗作をトッピングで成功料理に仕立て上げ、事なきを得ました。

しかも最初の失敗作は、皆が思っている信忠への不安視。

ケンのトッピングで見事な料理と生まれ変わった品は、「不安視されている部分こそが実は信忠様の優れているところなのだ」という、信孝の考えた「演出」でーすとかケンが言って周りを感心させたものだから、父・信長と兄・信忠大爆笑。三男はぐぬぬ。

 
この宴席で10年以内に日の本を平定すると信長は大発表。
反織田勢力の炙り出しにかかりました。信長による一掃の予感。

現在、信忠凡将説も、更なる考察で実は違うんじゃね?という説が主流となってるらしく、親子二代に渡って優秀。

狭いところで少人数配備で寝てるところを謀反とかされない限り、これは織田家が日本もろたで。

 
ケンは本格的に「信忠のシェフ」になりそになったらメシ屋の主人に戻る気持ちらしい。
さっくりお手伝いの人たちに話してました、これまでの絶大すぎる功績を考えたら信長が許してくれなさそうな…

 
安土城が築城開始されたころ、ケンは夏の家。
家督相続の一膳目作り途中、隙を見て一膳目のお肉ひっくり返そうとして信孝に思いっ切り鞘でひっぱたかれたキズの治療。

信長と秋山の最後の晩餐で、夏との関係のあまりにも進展の無さを大爆笑されていたケンは、治療のためはだけさせてた上半身を隠そうともせず夏に何か、何かしそう。

 
信長に続きケンも何か築城しそうになっているので、カメラは本願寺のようこを写します。

まだこのようこがケンとどういう関係だったのか不明。もし嫁とかだったら安土城に負けないくらいの築城を夏としゃれこむのはマズそう。ケンもようこも苗字がでてないし、まだようこブラコン説も無くはなさそうですが。

 
本願寺では、果心居士=松田のメッキが剥げまくっており、顕如の目の前でオイルライターしゅぼしゅぼさせてる松永久秀。妖術の正体ばれてるー

そしてたしかに予言は当たるものの、予言に悪意ある嘘を混ぜられたらえらいことになる。敵側になっても困る。つまり身を任せられないし、放ってもおけない。

なので果心居士を殺そう。と実に瑞々しい判断を下す顕如。

その事を立ち聞きしたようこは、あわてて松田を探しに行きます。

 
信長のシェフ 16巻
信長のシェフ 16巻
梶川 卓郎(著)
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ようこが立ち去ったころ、明智光秀を本願寺のお仲間に加えて欲しいと顕如に切り出す松永久秀。

「天王寺で本願寺と織田の最後の戦が始まるのだとか」と果心の予言を顕如伝えたところで次回です。

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