ヘルシング 3巻 平野耕太 サーチアンドデストロイオーバー
平野耕太先生生まれて初めての3巻ってことになるんでしょうか!
第13課の長・エンリコからの情報で、最近の吸血鬼事件の黒幕が「ミレニアム」、「ミレニアム」はナチスの残党ということはで突き止めた我らがヘルシング。
相手が量産型吸血鬼を使ってくる以上出し惜しみはしないようで、アーカードとセラス、あと数名の傭兵で、彼奴らが潜んでいるという南米に発進します。
本部が狙われたばかりなのに、最強戦力を遠征させるとは豪気だなぁ
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HELLSING 3巻
第3巻収録話 |
吸血鬼が流れる川や海を踏破できない。という設定はこのマンガでも健在らしく、まだ血を飲んでない半人・半吸血鬼のセラスだと、飛行機使っても塵になるらしい。
文字通り人外の身体能力を手に入れてるけど、ひょんなことですぐパサパサになるから吸血鬼ライフも大変ですなあ。
ちなみにアーカードほどの上位になると流水も平気だし、日光も大嫌いってなだけらしい。
「相手に宣伝しながら歩いてる様なものだ」と、トレードマークの大きな鍔の帽子を脱いで南米ブラジルのリオデジャネイロのホテルまでやってきたアーカード一行でしたが、その日の夜に速攻で強襲を受けます。飛ばしてくなあ。
アーカードとセラスがいるホテルの周囲は報道陣と警察隊でいっぱい。
テレビではアーカードとセラスが従業員宿泊客数名を殺害し、10数名を人質に立てこもっているということになってしまってます。
兵を動かしているのは「ミレニアム」の一人、トバルカイン・アルハンブラ。「伊達男」。
「ミレニアム」は量産タイプの吸血鬼だけでなく、警察隊の上層部も動かせるほどの権力を持っているもよう。
本当の事は知らされていない兵たちは、対テロリスト装備でホテルに突入してアーカードに返り討ち。
テロリストってだけしか知らされてない彼らでしたが、殺しにきてる以上アーカードも容赦がありませんでした。
人間を吸血鬼能力で存分に皆殺しにしたアーカードに納得がいかないセラス。
ちょっぴり苛立ちをみせたアーカードでしたが、何かひとりで納得。セラスを屋上からヘリをうばって脱出するよう指示。
自分は正面玄関から堂々と歩いて打って出るもよう。
警察隊の上層部は支配されているようだけど、いまから銃を持って挑んでくる人たちは何も知らない人間。
これにはインテグラも少しばかり決断を躊躇してましたが、半ばやけくそ気味に「見敵必殺」!「見敵必殺」ですぞ!とアーカードにGOサイン。
かくしてカメラが多数回っているなか、兵隊を殺しながらホテル正面玄関から堂々とでてくるアーカード。
話のタイトルが「エレベーターアクション」だったので、エレベーターで人間を上から潰すシーンあるかな?と思いましたがそこまではやってくださりませんでした。
アーカードの前に現れたトバルカイン。アーカードでもキズが治らない不思議なトランプを使って攻撃。アーカードも銃で激しく応戦。
結果、周囲の警察隊だけでなく、カメラマンやリポーターまでもが巻き込まれて次々と死屍累々。
またトバルカインに脅されてた警察隊の上層部の人間は、アーカードが連れてきた眼帯の傭兵が殺害。
お金貰っている以上、給料分しっかり働く傭兵の鏡。
HELLSING 3巻
平野耕太(著)
アーカードをホテル屋上まで追い詰めたトバルカイン。
しかし「未だおまえ等の様な恐るべき馬鹿共が存在していただなんて」ととてもうれしがるアーカード。
といったところで次回です。