ヘルシング 4巻 平野耕太 少佐の演説
「D」… 「D」ってなんだろう?
「AGE OF EMPIRE」や「ULTIMA ON LINE」とか並んでいるから、インターネットで世界中がお友達のゲームタイトルのひとつだと思うんですけどわかんないなぁ。
「Dの食卓」とか「頭文字D」とか「ヘビィ・D! 」なら分かるんですがーあー
あとこの巻で「ヘルシング」知らない人でも一度お目にかかった事があるかも知れない、ジークジオンじゃない方のあの演説が見れます。
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HELLSING 4巻
第4巻収録話 |
前の巻では終始落ち着いた試合運びで、いかにも強者っぽい感じ…
か!
もしくは、今日はここで失礼するとしようとばかりに去って行く雲のような人かな?感が漂ってたトバルカインでしたが、巻をまたいで緊張の糸が切れてしまったのか、アーカードを屋上に追い詰めたあとは負け汗いっぱい流して敗北一直線でした。アーカードに血と情報を吸収されてしまいました。
あれ? アーカードが能力を3つも解除して倒したルークより実は弱いトランプマン?
し、しかしまあ、トバルカイン戦は途中でセラスも手を出してたし多少は…ね。
眼帯の傭兵が用意してきたヘリで、ブラッディーになっちゃったホテルを脱出したアーカード御一行。
テレビに顔流されちゃって普通に飛行機乗れないアーカードたちは南米の地で孤立無援となっていましたが、互いに切り札のワリにはやたら顔を合わせる機会が多いアンデルセン神父が登場。
アーカードと数発挨拶を交わした後、ヴァチカンの小型ジェットがある場所を教えてくれたので、それに乗って英国にリターン。
大英帝国側の情報がミレニアムにダダ漏れの状態の今、伝言を伝えるにはアンデルセン神父くらい元気のある人じゃ無いと無理だったらしい。
今回、第13課がアーカードに協力したのは、円卓よりも上の人、女王陛下自ら召集命令がでてたから。みたい。
長生きのアーカードは女王陛下とも50年くらい前に知り合ってたらようす。おてんばだったんだって。
その間ミレニアムのボスである「少佐」は、ナチス残党の集団としては上官にあたる人たちを自分の吸血鬼配下で殺害。名実ともにミレニアムのボスに?
昔一度ウォルターとアーカードに潰された組織だったらしいですが執念深く復活。
そのためかなにかと物騒な13課すらも相手にしておらず、目下ミレニアムの標的はヘルシングとアーカード。
このことがもともと血気盛んな13課の闘争本能に火を付けることになり、これも戦争狂の少佐にとっては狙い通りといったところでしょうか?
ミレニアムは吸血鬼を作り出すことに成功してから?というもの、各所でそれを交渉のダシにしているもよう。
かつてのヴァチカン欧州総局の人も吸血鬼の不死性が欲しくてミレニアムに協力してたらしく、マクスウェルにバレて粛正されてます。
大英帝国海軍インヴィンシブル改級VSTOL空母一番艦「イーグル」の副艦長も不死にたくてたまらない人間の一人でした。
部下や上官を裏切って吸血鬼になり上機嫌でしたが、「用が済んだらちゃっちゃとおッ死ね英国野郎」とミレニアムのリップヴァーン・ウィンクルによってあっさり銃殺。
大英帝国の空母は第三帝国海軍大西洋艦隊旗艦「アドラー」となってしまいました。
HELLSING 4巻
平野耕太(著)
その頃ミレニアムでは、少佐の「諸君 私は戦争が好きだ」からはじまる数ページにわたる演説後、目標を英国本土ロンドン首都上空とし旗艦デクス・ウキス・マキーネ発進。
海と空からミレニアムが本格的に侵攻開始。「第二次ゼーレヴェー作戦」。
一方ヘルシングではものすっごい笑顔でアーカードが「来い」とヤル気。
大規模な戦争愛好集団に、高性能な吸血鬼が迎え撃つ。といった感じで次回です。